介護業界で正社員として働くメリット

社会人として企業に勤める場合は、正社員で働くほうが好ましいと言えるだろう。しかし、介護業界で働く場合は、派遣社員も高時給であることや夜勤やサービス残業をしなくていいという利点があるため、どちらが理想的かというと一概には言えない。とはいえ、介護業界で長く働きたいという人は、正社員で働くほうが以下のような点において派遣よりもメリットがある。

まず、一つ目は月給や年収といった給料面が挙げられる。派遣社員も多職種に比べると高時給であるものの、働く年数と昇給による給料の増加が比例しないことやボーナスがないため、年齢を重ねるにつれて正規の社員とは収入で開きが生じてしまうだろう。その点、正社員は収入面が安定しており、頑張り次第で給与アップが期待できる。

二つ目はキャリアアップについてだ。派遣社員に比べて正規の社員の方が重要な役職を任されたり、多くの責任ある仕事を任されることになるので、同じ期間仕事をしていても、経験値といったところで大きな差が出てくるだろう。その結果、仕事のチームリーダーや責任者といったポジションは正社員が占めることになる。だから、仕事への充実感は派遣より得やすくなるのだ。

そして三つ目は、転職を考えた時に、正社員で働いていた方が経験を評価されやすくなるという点である。正規の社員は派遣社員と比べて幅広い業務やより高いレベルが求められる仕事をこなしてきたと判断されやすいので、条件の良い職場への転職がしやすくなる。

このように詳しく見てみると、やはり長く働くなら、介護業界でも正社員の方が魅力的なことがわかる。しかし、働く目的や希望するワークスタイルは人によって異なるだろう。そのため、仕事探しをする時は、自分が何を優先すべきかを検討してから行動を起こすべきだろう。介護の仕事や正社員として働くことを更に詳しく紹介してあるこちらのサイト《正社員を目指すなら介護職》も一読するのをお薦めする。